ユナイテッドアローズ、RFID店舗オペレーションを試験導入

アパレル住金物産は11日、日本NCR（東京都中央区）とともに「UHF帯RFID店舗オペレーションシステム」を構築し、9月からユナイテッドアローズが展開する「ユナイテッドアローズ：グリーンレーベルリラクシング」店舗で試験導入すると発表した。

ユナイテッドアローズの店舗に導入されるRFID店舗オペレーションシステムは、既に構築されている基幹・業務系システムやPOSシステム、バーコードシステムとの共存が可能で、大幅なシステム変更が不要なため、費用低減にもつながるとしている。RFIDのリーダー/ライターなどの機器は、住金物産が輸入代理店となっている米国・インピンジ社製品を採用する。

システムの導入により、導入店舗では会計時の値札のバーコードを一点ずつ読み取る作業から、RFID値札の一括読み取りに移行することとなり、会計処理の効率化、店舗での棚卸業務の効率化が見込める。また、他店との商品移動時の在庫移動データを簡易作成することで業務効率化を図り、店頭業務の大幅な軽減につながる。

オペレーションシステムは、日本アパレル・ファッション産業協会に設置されたSCM推進委員会・RFID推進小委員会と連携し、業界標準スタンダードに準じたものとした。今回の試験導入は、グリーンレーベルリラクシングの3店舗（渋谷、新宿、横浜）で実施し、検証結果を踏まえてほかのグリーンレーベルリラクシング店舗や他ブランドへの展開を図る。