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鴻池運輸、プラント物流狙いメコン地域強化へ攻勢

2012年7月18日 (水)

ロジスティクス鴻池運輸は17日、メコン・ベンガル地域の事業基盤を拡充するため、ミャンマーのヤンゴンに駐在員事務所を設立したと発表した。ヤンゴン事務所の開設により、海外拠点は海外法人17社、駐在員事務所7事務所の24拠点となる。

 

ミャンマーでは2010年11月の総選挙後、民主化への動きが加速しており、今後も外資企業の進出ラッシュが見込めることから、これらの動きに伴う工場やプラントの移設、インフラ設備での物流案件、アパレル物流などの需要も伸びるとみて、ミャンマー市場の調査や新たな物流サービスの開発を行い、新規顧客の案件獲得を目指す。特に今後、ミャンマーで需要増加が予想される工場やプラントの移設、インフラ設備の物流案件を獲得したい考え。

 

同社では、新事務所の開設に合わせて新たな物流サービスとして、ヤンゴン-日本を最短14日間でつなぐ「ミャンマー・エクスプレス」を開始する。同社が展開する「エクプレスシリーズ」の第3弾で、シンガポールでコンテナを開封することなく、船を積み替える直行サービスにすることで最短14日まで短縮する。

 

これまでのミャンマーから日本への混載便は、シンガポールまで輸送後いったん貨物を陸揚げし、改めて日本向けに積み替えていたため、1か月程度かかっていた。

 

2013年にはカンボジア・ラオスに連絡事務所を開設し、14年にミャンマー駐在員事務所の海外法人化を目指す。