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センコー、大阪府茨木市に医薬品対応の物流拠点を開設

2012年7月19日 (木)

メディカルセンコーは19日、大阪府茨木市の北大阪トラックターミナル内に北大阪地区の新拠点「北大阪PDセンター(仮称)」を開設すると発表した。

 

北大阪PDセンターの完成予定図

北大阪PDセンターの完成予定図

北大阪PDセンターは地上5階建て、延床面積4万8000平方メートルで、同社の西日本地区では初の免震構造の大型物流センター。北大阪地区の物流拠点整備を図るとともに、好立地を活かして関西全域をカバーする物流センターとして、保管、配送サービスなどを充実させる狙いで開設する。

 

昨年の東日本大震災以後、顧客から建物の耐震性や津波被害の少ない内陸部への物流拠点ニーズが高まっていることに配慮し、免震構造を導入するほか、震災時の停電に備えて自家発電装置も設置する計画。

 

新センターでは免震構造や定温・低温ニーズに対応する空調設備、緊急時対応機器、セキュリティー設備などを設置することで、普通貨物以外に医療機器や医薬品、精密機械向け物流センターとしても運営していく考え。

 

医療機器製造許可も取得する方針で、医療機器の保管から包装・組立てなどの流通加工、配送までを一貫して行う。センコーの物流センターとしては、初の医療品・医薬品仕様とした拠点となる。

 

また、環境面では太陽光発電装置やLED照明などの導入も検討する。新センターは北大阪トラックターミナルなどの所有者である大阪府都市開発が建設し、センコーが賃借する。2013年1月に着工し、14年から稼働を開始する。

 

■施設の概要
名称:北大阪PDセンター(仮称)
所在地::大阪府茨木市宮島2丁目5-1(北大阪トラックターミナル内)
建物構造:鉄骨造地上5階建て、免震構造
延床面積:約4万8000平方メートル(1万4584坪)
倉庫面積:約4万1000平方メートル(1万2475坪)
事務所面積:約1900平方メートル(575坪)
設備:エレベーター3基(うち貨物専用2基)、垂直搬送機6基、1階の両面にトラックバース(トラック接車46台)、ドックレベラー6台、空調設備・セキュリティー設備、移動ラック(2787坪)
着工:2013(2013)年1月
営業開始:2014(平成26)年2月