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ニチユ、ライダー型無人フォークリフトを発売

2012年8月28日 (火)

荷主日本輸送機(ニチユ)は28日、無人フォークリフト(AGF)の誘導方式に床面画像を認識する新タイプの「ライダー型無人フォークリフト」を、9月11日から全国のニチユMHI販売店を通じて販売する、と発表した。

 

ライダー型無人フォークリフトは、決められた無人搬送ルート以外で使用したい場合に走行モードの切り替えだけで普通に乗車でき、1台で幅広い用途に対応できる。

 

従来の誘導方式である電磁誘導・磁気誘導方式などは、コンクリート床をカッティングし、電線や磁気棒などを埋設することが一般的で、手間やコストがかかる上、設置後のコース変更が課題だった。

 

画像認識の誘導方式では、床に貼られたテープやペイントした床をAGFの車体前後の下部に取り付けられたCCDカメラで読み取り自動走行する。

 

滋賀工場では、発売に先立ち無人搬送車(AGV)の画像認識方式で自社設備に導入した。同社は9月11日-14日まで東京で行われる「国際物流総合展2012」で画像誘導の「ライダー型無人フォークリフト」を出品し、デモエリアでテープを使った実機走行を行う。

 

同社は「新発売の画像認識方式では、磁気誘導方式に比べ本体価格の大幅な引き下げに踏み切り、コスト面で導入を見送っていた企業へ再提案することで、今後の販売が期待できる」としている。希望小売価格は、本体が420万円(税別)で、ほかにプログラム設計費が必要となる。年間販売計画は50台。

 

■問い合わせ先
日本輸送機
営業本部物流システム部(岡田氏・速水氏)
京都府長岡京市東神足2-1-1
TEL:075-956-8821