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楽天、兵庫県川西市に新たな物流拠点を開設

2012年9月10日 (月)

ロジスティクス楽天は10日、物流サービスの強化を図るため、来年秋をメドに兵庫県川西市に新たな物流拠点を開設する、と発表した。

 

新物流拠点は、延床面積約2.3万坪(約7.8万平方メートル)で、関西圏を中心とした西日本地域を広くカバーする、国内物流の戦略的拠点として運営していく。

 

楽天は2010年に千葉県市川市に初の物流拠点を開設し、「楽天ブックス」の商品や、「楽天市場」に出店する複数店舗からユーザーが一括して商品を購入しまとめて受け取ることができるサービス「楽天24」の商品を取り扱ってきた。

 

今夏からは子会社の楽天物流が、商品在庫の入出荷、保管、梱包、配送、カスタマーサービス、バリューアデッドサービス(VAS)などの総合フルフィルメントサービス「楽天スーパーロジスティクス」を、楽天市場に出店する店舗に対し、市川のセンターを拠点として提供している。

 

新たな物流拠点を開設することで、「楽天スーパーロジスティクス」の処理能力を高めると同時に、西日本地域への配送リードタイムの短縮を図る。

 

また、楽天市場の出店店舗に対する物流サービスを拡充することで、翌日配送サービス「あす楽」の対象商品を充実させるなど、配送面でもユーザーの利便性向上を図る。

 

大阪市中心部から15キロメートル圏内の兵庫県川西市に開発する計画で、中国自動車道池田インターチェンジから4キロメートル、名神高速道路尼崎ICから8.5キロメートル、国道176号線から500メートル、大阪国際空港(伊丹)から5.5キロメートルとアクセスに優れた立地で、関西広域圏をカバーする物流拠点に適している。

 

■新物流拠点の概要
所在地:兵庫県川西市
敷地面積:3万7787平方メートル(1万1430坪)
計画延床面積:7万7576平方メートル(2万3466坪)
着工時期:11月
竣工時期:2013年11月末