川崎造船、シンロンマリタイム社向けLPG運搬船引き渡し

ロジスティクス川崎造船は13日、シンロンマリタイム社向けLPG運搬船「DEVON（デヴォン）」を引き渡したと発表した。川崎造船がこれまで建造したLPG運搬船として46隻目にあたり、同型船としては7隻目。

川崎造船が開発した新船首形状を採用し、船が航走する際につくる船首波による抵抗を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図った。また、低温で液化された石油ガスを積むため、船体から独立して低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設け、貨物タンクには、マイナス46度までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用。周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施した。

■主要目
全長：226.00メートル
長さ（垂線間）：222.00メートル
幅（型）：37.20メートル
深さ（型）：21.00メートル
満載喫水（型）：11.20メートル
総トン数：4万5812トン
載貨重量：5万3010トン
貨物タンク容積：8万199立方メートル
主機関：川崎-MANB&W7S60MC-C7型ディーゼル機関×1基
連続最大出力：1万4000キロワット×94回転/分
航海速力：約16.95ノット
定員：27人
船級：日本海事協会（NK）
船籍：リベリア