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三井物産、中国・神華集団と包括的業務提携

2010年9月14日 (火)

産業・一般三井物産は14日、北京市で中国の総合エネルギー企業グループ「神華集団有限責任公司」と包括的業務提携に合意した、と発表した。

 

神華集団は、年産3億3000万トンと世界最大の石炭生産グループで、発電・鉄道・港湾・石炭化学など26の事業会社を傘下に保有している。今回の業務提携では、(1)日本向け、中国向け石炭物流の拡大(2)海外炭鉱の共同開発(3)石炭化学事業の共同検討(4)環境・エネルギー有効利用事業の推進――などに取り組む。

 

三井物産は、神華集団が生産する発電用石炭の日本向け販売促進に取り組んできたが、今回の業務提携機に、両社の関係強化と深化を図っていく。具体的には、近年需要が急拡大している中国市場への石炭供給、豊富な石炭埋蔵量で注目されているモンゴルなどの海外の優良炭鉱の共同開発、石炭を原料とする化学品素原料、製品の製造・販売、低炭素社会の実現に向けた環境プロジェクトなど、多面的な事業を共同で展開していく。

 

三井物産の持つ総合力、グローバルな展開力と、神華集団が有する石炭を核とするエネルギー・石炭化学・輸送インフラ事業での実績・経験を併せた相乗効果により、経済発展の続く中国と世界の需要家のニーズに応える。