ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NEDO、アジア・ASEANの物流部門CDM調査を実施、5/26まで受託企業公募

2010年5月11日 (火)

行政・団体新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、アジア・ASEAN諸国の経済発展に伴って増加している物流部門の温室効果ガスを削減する手段として、CDM(クリーン開発メカニズム)の実現可能性を調査するためのプロジェクトを実施する。調査に際し、NEDOは5月11日、調査の委託先公募を開始した。

 

NEDOでは、アジア・ASEAN諸国で増加する物流部門の温室効果ガスについて、「CDMを利用した温暖化ガス排出削減プロジェクトが広く展開されれば、温暖化ガス排出を抑制しつつ、持続可能な発展が可能」としている。

 

しかし、国連CDM理事会に登録されている2000件超のCDMプロジェクトのうち、物流・流通部門のCDM案件は2件にとどまっていることから、地球温暖化防止に向けた日本からの技術移転を通じてCDM案件の実現可能性を調べ、物流・流通部門でのCDM案件形成を促進する狙い。

 

調査事業が対象とするプロジェクトは、①物流部門であること②燃費・CO2排出原単位改善、走行距離削減あるいは積載率向上を図るものであること③既存の方法論の活用、または新規方法論の開発を含むものであること――とし、これらの条件をすべて満たすプロジェクトを公募で選定する。

 

委託する調査業務は、プロジェクトのホスト国で計画されているプロジェクトの実施に向け、仕様書で規定する調査を行い、成果をまとめるもの。具体的な調査内容、方法、スケジュールは受託者が検討・作成し、必要に応じてNEDOが指示・調整する。公募締め切りは5月26日。

 

■詳細は下記URLを参照。
https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/koubo/EX/nedokouboplace.2010-04-16.7899783019/nedokoubo.2010-04-22.9208229949/

 

■問い合わせ先
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
京都メカニズム事業推進部(担当:国居、山川)
E-mail:nedokmetp@nedo.go.jp