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富士通フロンテック、超小型金属タグ活用の「物品管理ソリューション」

2010年9月15日 (水)

荷主富士通フロンテックは14日、UHF帯RFID製品群”TagFront”のラインナップとして、世界最小クラスのUHF帯金属タグを活用した「物品管理ソリューション」を、10月末から提供開始する。

 

ソリューションは、OA機器、計測器、什器など、金属・非金属を問わない物品の管理で、RFID関連ハードウェア、新製品の超小型金属タグ、物品管理ソフトウェアをセットにしたソリューションで、システム規模の大小や管理形態別に合わせて4タイプをラインナップしている。

 

これにより、カスタマイズ費用を抑えた物品管理のソリューション提供が可能となるとしている。現在、棚卸・貸出・返却管理といった物品管理業務は、台帳を使用した手作業やバーコードを活用したシステムが主流だが、「棚卸し作業に時間が掛かる」「台帳への記載ミスにより備品が紛失しても発見が遅れる」「不正持出を抑止できない」――といった問題が多かった。また、パソコン、測定器などのIT機器を大量に使用する事業所では、より厳格な物品管理が求められ、関連業務の効率化、迅速化は大きな課題となっている。システムでも、顧客要件に合せるためのカスタマイズ費用や開発期間がかかり、稼動まで長時間を要するといった課題もあった。

 

新ソリューションでは、物品の棚卸し、貸出/返却管理、不正持出防止など、物品の管理に必要な機能を標準装備。主な機能として、棚卸し管理、貸出し管理、返却管理、データ照会、不正持出監視――といった機能が盛り込まれ、金属、非金属を問わず貼り付けが可能な超小型タグは金属面貼り付け時で約1.5メートルの通信距離を確保。このため実装スペースが限定される小型物品にも簡単に取り付けが可能となった。RFID関連ハードウェア、新製品の超小型金属タグ、物品管理ソフトウェアをシステム規模の大小や管理形態別に合わせた4タイプを、オールインワンソリューションとして提供する。

 

富士通フロンテックでは、新ソリューションの提供により「物品管理へのRFID活用が更に進むものと考えている」としている。販売開始後3年間で15億円の売上を見込む。

 

■「RFIDタグ・リーダライタ」紹介サイト
http://www.frontech.fujitsu.com/services/products/rfid/