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動態管理にムーボ・フリート導入

丸和運輸機関、コロナワクチン輸送を受託

2021年5月10日 (月)

サービス・商品丸和運輸機関は10日、新型コロナウイルスワクチンの輸送を開始したと発表した。自治体からの委託を受け、保管用倉庫から接種会場へワクチンを届ける。受託に際し、ワクチン配送車両を管理する目的でHacobu(ハコブ、東京都港区)の動態管理サービス「MOVO Fleet」(ムーボ・フリート)を採用した。

丸和運輸機関がムーボ・フリートを導入したのは、協力運送会社のトラックの位置情報を把握するのが主な目的で、ムーボ・フリートを利用することにより「配送車両がいつ、どこを走行しているか」「配送計画の通りに運行しているか」を確認できるようになる。

丸和運輸機関の冷蔵倉庫内に保管されるワクチン(出所:Hacobu)

同サービスは走行履歴を5秒に1回発信する「リアルタイム性」が強みで、従来の運行管理システムでは難しかった委託先の複数運送会社の業務を可視化する。丸和運輸機関側では、担当者がどのパソコンからでも車両の位置を確認できることから、運行状況に関する問い合わせへの対応業務を効率化する利点も見込む。

丸和運輸機関の秋元敏良氏(執行役員運行システム運営本部長)は「新型コロナウイルスワクチンの配送業務を受託したが、これまで取り扱ってきた商材とは違った性質や制約をもつ荷物だった。ムーボ・フリートを採用したのは、最大時で70台の委託先車両へ簡易に導入することができ、複数社いる委託先の配送車両の動態管理を一括で行える機能を有していると判断したから」と導入理由を説明、汎用性の高さも考慮したという。