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大日本印刷、乗ったまま入退場管理できるICタグカード開発

2010年9月16日 (木)

話題入退場管理用マルチICタグカード大日本印刷は15日、工場の敷地内などへの車での入退場とオフィスなどへの徒歩での入退場の管理が1枚で行える、入退場管理用マルチICタグカードを2種開発した、と発表した。カードは、通信距離の長いUHF帯ICタグ用ICチップと通信距離の短い非接触ICカード用ICチップを搭載したXタイプと、通信距離の長いICチップと接触式の磁気ストライプを搭載したYタイプの2種類。

 

通信距離の長いUHF帯のICチップを搭載したことで、工場やオフィスの駐車場ゲートを通過する場合、X・Yどちらのタイプも車両に乗ったまま、カードをかざすだけで入退場が可能となる。その後、工場やオフィスなどの建物へ徒歩で入場する際には、設置されているゲートシステムの仕様に応じて、カードをリーダーに近づける非接触式のXタイプ、カードを磁気リーダーに通すYタイプのどちらかを使用して、ゲートを通過する。
同社では「既に導入されている建物の入退場管理システムを生かしたまま、1枚のICカードで車両の入退場管理も導入することができ、コスト面で大きなメリットがある」とメリットを強調している。

 

価格はX、Yタイプともにロット1000枚で1枚約1000円(税抜き)。12年度までに約1億円の売上を目指す。