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サービス・商品トッパン・フォームズは5月11日、通信距離が長いUHF帯のRFIDタグを使用し、折り畳みコンテナやパレットなどの輸送資機材の所在や状況、製品の入出庫状況などを管理できるソフトウェアパッケージ「ロジビューア」を発売すると発表した。ロジビューアは「従来は難しかった小規模から中規模の物流現場へのRFIDタグを使用した物流システムの導入」（同社）も可能な設計となっている。
離れたところから同時に複数の読み書きができるRFIDタグによる管理システムは、輸送資機材や製品の管理に適しているが、大規模な物流現場への一括導入が前提となり、小規模なシステムの構築や部分的な導入は困難だった。
ロジビューアは、RFIDシステムの導入が容易なほか、貸出先ごとに輸送資機材の平均返却日数などを算出する統計機能で、グラフや表データをエクセル形式で書き出すことができる。また、管理画面に表示される情報は、すべてCSVファイルに書き出すことができるため、報告書類の作成などでのデータの二次利用が容易に行える。
ゲート型リーダーライターやハンディターミナルなど、多様なタイプのリーダーライターの利用が可能で、リーダーライターの制御をミドルウェア化しているため、標準では対応していないリーダーライターにも少ない工数で接続・連携する。
トッパンフォームズは今後、物流・流通業界を中心にロジビューアの提案を進め、2010年度中にパッケージソフトの導入100件、関連するハードウェアやRFIDタグを含めた販売額5億円を目指す。
