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日通、バングラデシュでの複合輸送体制を強化

2010年10月1日 (金)

ロジスティクス日本通運は1日、バングラデシュの国内輸送と海上輸送体制を整備し、バングラデシュ発の複合輸送体制を強化したと発表した。

 

バングラデシュは新たな投資先として脚光を浴びており、日系企業の進出や同国から日本への製品輸入が拡大。急速な経済伸張を見せているが、進出する企業にとっては脆弱な物流インフラ、独特な法規制対応など多くの課題が存在している。

 

日通ではこうした課題を改善するため、工場集積地から港までの輸送ルートを検証し、タイムコントロールの強化貨物のトレーシング体制の整備を行った。これによりコストの低減、輸送の可視化を実現する。

 

また、現地代理店を通じてバイヤーズコンソリデーションサービスを提供し、日本向けニーズの高い多品種小量貨物に対応。個別に輸送する場合に比べて、リードタイム短縮による効率的な輸送が可能となった。さらに、海上輸送で、積み替え港でのモニタリングを強化し、貨物の積み残しなどの防止を図っていく。

 

同社は8月にバングラデシュに駐在員事務所を開設、顧客の営業活動支援を強化していた。今回の複合輸送体制強化は、本社海運事業部主導で現地代理店を通じて取り組んでおり、今後も同国内での自社オペレーション化を進め、物流改善を図る。