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軽油価格4か月ぶり140円台、下落要因見当たらず

2022年5月25日 (水)

(イメージ)

調査・データ資源エネルギー庁が25日発表した石油製品の店頭現金小売価格調査によると、5月23日時点の軽油価格は148.8円で前週から1.6円下がった。依然として高値水準が続くものの、大型連休の週を除いて6週連続の値下がりとなった。軽油価格が140円台をつけたのは、ことし1月17日以来4か月ぶり。

都道府県別では徳島県を除いて値を下げた。島根県で3.5円、長野県で3.3.円それぞれ下落するなど、大きく値を下げたところも目立った。

ロシアによるウクライナ侵攻は収束のタイミングを見通せないことから、米ニューヨーク原油市場で世界価格の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の原油先物価格は依然として高い水準にある。今週に入っても1バレル=110米ドルを挟んだ値動きが続いており、価格の下落圧力につながる要素は見当たらない。

政府はことし3月17日、軽油やガソリンの高騰抑制策として支給する補助金の上限を1リットルあたり5円から25円に増額。幹線道路沿いの給油所では、やや安値の看板を掲げるところがあるものの、今後も高値水準は続くとの見方が消えず、物流業界においてはさらなるコスト削減を模索する動きが続きそうだ。

■都道府県別の軽油価格(単位:円)
地域5月16日5月23日増減
北海道150.3149.8-0.5
青森146.5144.5-2.0
岩手145.8143.1-2.7
宮城146.2144.7-1.5
秋田149.0146.9-2.1
山形156.7154.3-2.4
福島149.4148.1-1.3
茨城146.7144.6-2.1
栃木147.0144.7-2.3
群馬149.8146.9-2.9
埼玉142.9140.3-2.6
千葉145.7144.0-1.7
東京151.6149.5-2.1
神奈川145.3144.1-1.2
新潟152.0148.9-3.1
長野157.8154.5-3.3
山梨148.9146.2-2.7
静岡148.1145.6-2.5
愛知147.0145.5-1.5
岐阜150.5149.1-1.4
三重150.1148.3-1.8
富山151.0150.1-0.9
石川147.1146.2-0.9
福井150.4147.8-2.6
滋賀149.4148.6-0.8
京都152.0151.8-0.2
奈良146.5145.6-0.9
大阪149.5148.0-1.5
兵庫146.8145.1-1.7
和歌山149.3147.5-1.8
鳥取157.4155.9-1.5
島根151.3147.8-3.5
岡山146.3145.2-1.1
広島151.9149.1-2.8
山口148.3146.8-1.5
徳島146.0146.10.1
香川149.8149.2-0.6
愛媛151.8150.7-1.1
高知155.5153.9-1.6
福岡149.6148.7-0.9
佐賀154.5154.2-0.3
長崎162.7162.6-0.1
熊本147.2146.6-0.6
大分157.8156.4-1.4
宮崎153.3151.6-1.7
鹿児島160.2159.5-0.7
沖縄158.5157.8-0.7
全国150.4148.8-1.6