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三菱ガス化学、ライセンス供与の独プラントが稼動

2012年10月16日 (火)

拠点・施設三菱ガス化学と日揮は15日、両社がジメチルエーテル(DME)の製造プロセスライセンスを供与した製造プラントが11日、ドイツのフランクフルト工業地帯で商業運転を開始したと発表した。

両社はドイツの化学メーカー・グリロ社にライセンスを供与し、このプロセスを用いたDME製造プラントが、性能保証運転を経て本稼働に入ったもの。

DMEは化粧品や塗料のスプレー噴射剤などに用いられており物性が液化石油ガスに類似していることから、輸送や貯蔵が容易な特徴を持っている。

このため、海外を中心にLPガス代替・補完燃料、ディーゼル代替燃料としてボイラーや自動車燃料に使われるようになってきた。

排出ガス中にSOxやPM(すす)を発生させず、天然ガスや石炭などからメタノールを経由し、容易に製造できる点から、発電用途も視野に入れたクリーンエネルギーとして期待が高まっている。