新日鉄住金エンジ、フィリピンに合弁会社を設立

産業・一般新日鉄住金エンジニアリング（東京都品川区）は22日、フィリピンのグランドスパンデベロップメント社（リザール州）、エスカ社（ケソン市）と来年4月1日をメドに、合弁会社を設立することに合意したと発表した。

新日鉄住金エンジニアリングは、経済発展が進み、地震国であるフィリピンを新たな市場に位置付け、合弁会社を設立することにしたもの。

フィリピンの建物はRC造が主流だが、工期短縮・機能の高度化を目指してオフィスなどの鉄骨造化が進むとみて、3社共同で、今後市場拡大が見込まれる超高層ビル、大型屋根構造案件の鉄骨工事一式受注への取組み、新日鉄住金エンジニアリングが得意とする免制震技術の販売・普及を合弁会社を通じて行う。

この合弁会社を活用するとともに、フィリピン以外での東南アジア諸国にも活動を展開し、2015年に海外売上比率40％の達成を目指す。