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トッパン・フォームズ、医療用低温輸送箱を開発

2012年11月2日 (金)
メカクール・フォー・ メディカル

メカクール・フォー・ メディカル

メディカルトッパン・フォームズはこのほど、定温輸送ソリューションの新アイテムとして、特殊ポケットを装着した医薬医療用定温輸送用の「メカクールfor Medical」を開発、今月から販売を開始した。

新開発の定温輸送箱は、特殊ポケットを装着したメカクールボックスと保冷材を組み合わせた2つの温度領域専用の定温輸送用パッケージで、業界で初めて日本海事検定協会から「可燃性物質に該当しない」との認定を受けた。

これまでのメカクールボックスでは、凍結庫から取り出した保冷材を直接保冷箱にセットすると、過冷却により温度低下を起こしていたが、特殊ポケットを装着することでセット直後から最適温度への対応が可能となった。

また、難しかったプラス温度域をコントロールするための保冷材を新開発したことにより、厳格な温度管理が要求される医療分野からの冷蔵(2-8℃)、常温(15-25℃)の温度帯を管理したいというニーズに対応した。

標準仕様は24リットルのタイプで、外気温度30℃からマイナス20℃で54時間以上、目標温度を維持する。用途や使用条件により、ボックスのサイズや断熱素材のカスタマイズが可能。

これまで、「メカクール」は低温温度域の保冷を中心に対応してきたが、今回の製品ラインナップにより、冷凍温度域から常温温度域までの温度管理ソリューションが可能となった。

RFIDを使用した温度管理トレーサビリティー機能を装着することも可能。

トッパンフォームズは、厳格な品質管理が求められる医療分野などの温度管理輸送、航空機輸送を必要とする顧客に対し、2014年度までに10億円の売り上げを見込む。