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ヤクルト本社、中国・広東省に第2工場を建設

2012年11月9日 (金)

拠点・施設ヤクルト本社は9日、中国・広東省の広州ヤクルトで、「ヤクルト」を生産する第2工場を建設し、来年春に生産を開始すると発表した。

広州ヤクルト第2工場は、広州市の工業団地「広州経済技術開発区永和経済区」に建設する。

既に生産を行っている第1工場も同じ区内にあり、オペレーション面で高い補完性が期待できることから、第2工場建設地として決めた。

第2工場の生産能力は、生産開始時で1日80万本となる見込みで、段階的に設備を増強し、最大生産能力は200万本とする計画。

生産を開始する来春には、中国の生産拠点が広州第1、第2工場、上海工場、天津工場――の4工場となり、現在の352万本から518万本の生産体制となる。

広州ヤクルトは、2002年から広東省でヤクルトの生産、販売を開始し、現在は広東省と海南省で事業を展開。9月時点でのヤクルトレディは1433人、納入店舗数は1万6963店、1-9月の販売実績は1日138万本(前年比13%増)と順調に拡大している。

広東省では、所得水準の向上に伴って健康意識の高まり、プロバイオティクスへの理解が進んでおり、同社は今後も販売が継続して伸長するとみている。

■広州第2工場の概要
工場の名称:広州ヤクルト第2工場
所在地:中国広東省広州市広州経済技術開発区永和経済区内
敷地面積:3万3600平方メートル
建設面積:1万540平方メートル
延床面積:1万4166平方メートル
着工:11月
生産開始:2014年春
生産品目:ヤクルト
生産能力:初期は80万本/日(最終生産規模は200万本/日)
製品供給地域:広東省、海南省