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アスクル、物流効率化へB2C子会社を吸収合併

2012年12月5日 (水)

ECアスクルは5日、個人向けインターネット通販を手掛ける子会社・アスマル(東京都江東区)を吸収合併すると発表した。アスマルに対する貸付金22億9000万円の債権を放棄した上で、来年2月25日付で合併する。

アスマルは2009年11月、アスクルがネットプライスドットコムとの共同出資会社として設立したが、ことし7月にネットプライス社の持分をアスクルが買取り、100%子会社とした。

この動きに先立ち、アスクルはヤフーとの間で4月に資本・業務提携を締結し、共同で消費者向け(B2C)ネット通販サイト「LOHACO(ロハコ)」を10月に立ち上げ、アスマルはロハコへの融合を図っていた。

そこでアスクルは、主力のB2B事業とロハコを中心とするB2C事業を一体運営することで、仕入原価の低減や物流コストの効率化を図ることができると判断し、アスマルを吸収合併することにしたもの。

こうした経営判断に伴い、これまで3PL会社に委託していたアスマルの物流業務は今後、アスクルの物流ネットワークに統合する方針で、受注ピークが異なるB2BとB2Cの物流を一元化することで平準化につなげたい考え。