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ニチレイフーズ、タイで2工場稼動、チキン原料の調達強化

2010年10月26日 (火)

拠点・施設カビンブリ第2工場ニチレイフーズは26日、主力カテゴリーのチキン加工品事業を強化するため、タイに2工場を新設・増設したと発表した。21日にタイ畜産局経由で日本の農林水産省から生産・輸出許可を受けた。今週から設備の最終調整やテスト稼動などの準備を進め、11月中旬から本格稼動を開始する。

 

国内はもとより、世界的に飼料効率の良さから鶏肉の需要が高まる傾向にあることから、安定的なチキン原料の調達が不可欠として、タイで原料調達ルートを確保ながら事業基盤の強化を図るため、スラポンニチレイ食品カビンブリ工場の増設と、GFPTニチレイ(タイ)設立に伴う工場の新設を行った。

 

現在、ニチレイフーズは国産・輸入を合わせると冷凍されたチキン加熱加工品で約30%の日本国内シェアがあり、タイでの新たな2工場の稼動により、品質・価格・物流ともに安定した供給体制を構築し、「業界内での圧倒的なポジションの確立」を目指す。