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日本郵船、米ロス港の貨物ターミナルで太陽光発電

2010年5月27日 (木)

ロジスティクス96枚のパネルを設置(日本郵船)日本郵船は5月27日、米ロサンゼルス港の自営ターミナル「Yusen Terminals Inc.」社(YTI)が、同港で初めて太陽光発電システムを導入、稼働を開始したと発表した。

 

同システムは、次世代型太陽電池として期待されるCIS薄膜太陽電池を採用し、グループの郵船商事と共同で96枚のパネルを設置した。年間発電量は約1万1800キロワット時で、約2万3000平方メートルの植樹に相当する二酸化炭素排出量の削減になる。パネルは海水など海洋環境への耐久性を実証するため、埠頭に隣接した場所に配置した。

 

YTI社は2003年3月、ロサンゼルス港のコンテナターミナルとして初めて環境マネジメントシステム(EMS)の国際標準規格ISO14001の認証を受け、2007年11月からは船舶陸上電力受電装置を搭載した船舶に陸上から電力供給を行うなど環境問題に取り組んでいる。また、ロサンゼルス港全体でも太陽光発電により10メガワット規模の発電容量をまかなう5か年計画が進んでいる。