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日立物流、インドの物流企業を譲受

2010年5月28日 (金)

ロジスティクス日立物流は5月28日、インドの大手フォワーディング会社Flyjac logistics(Flyjac社)の全株式を譲受することで基本合意したと発表した。経済成長著しいインドでの物流事業を強化する狙い。

 

Flyjac社はムンバイと自動車・IT産業が盛んな南部のチェンナイなどを主要拠点とする物流企業で、インド全域で日系企業が多く進出する工業団地など、製造拠点近くに数多くの営業拠点を保有。世界各地57か国の代理店とのネットワークを効率的に活用したドア・ツー・ドアのサービスを強みとしている。

 

インド国内の営業拠点と世界各地を繋ぐ高品質な陸海空一貫輸送が可能となり、インド国内だけでなくグローバル物流事業のサービスレベル向上、競争力強化を図る。日立物流(インド)とFlyjac社で共同営業を推進し「日系の優良顧客への3PL事業拡大」につなげる。

 

日立物流では08年2月に東欧チェコの物流会社ESA社を連結化、09年4月には中国中西部(内陸部)の河南省に合弁会社を設立、09年10月に米国中西部のJPH社を連結化するなど3PL事業のグローバル化を進めていた。

 

■Flyjac社の概要(1INR=2円で換算)
会社名:FlyjaclogisticsPvt.Ltd.
創業:1990年
本社:インド・ムンバイ
事業内容:航空・海上フォワーディング事業
資本金:2億6200万INR(約5億2400万円)
売上高:36億7900万INR(約73億5800万円)
営業利益:2億2700万INR(約4億5400万円)
従業員数:770人
事業拠点:インド国内25拠点