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NCA、成田・関西空港で「QEP」認定を取得

2013年3月4日 (月)

メディカル日本貨物航空(千葉県成田市)は4日、成田・関西両空港で、温度管理コンテナ製造・リース大手のエンバイロテナー社(スウェーデン)が認定する「QEP」を、日系航空会社として初めて取得したと発表した。

QEPは、医薬品物流のガイドライン「GDP」に基づき、温度管理輸送に適切な品質管理、貨物の取扱いに携わる職員の教育を継続的に実施している企業を評価する、認定プログラム。

今回のQEP認定は、同社の温度管理輸送に必要な設備投資、品質管理に対するこれまでの取り組みが評価されたもので、NCAでは今後、主要海外空港でも段階的にQEPを取得する方針。

同社は、温度管理が必要な医薬品輸送を対象とした温度管理輸送商品「NCAファーマケア」を2009年9月に導入し、エンバイロテナー社のリースコンテナを使用。顧客や貨物の種別ごとに標準作業要領(SOP)を設定、出荷のつど関係者に手順を周知している。

また、成田空港内に同サービス専用のサポートデスクを置き、SOPの設定や関係空港へのオペレーションサポート、搭載便の大幅遅延が発生した場合などの緊急時対応を実施しているほか、機齢の若い大型貨物専用機(B747-400F、B747-8F)を10機運航しており、90%を超える高い定時運航率を維持している。

さらに、貨物専用機として製造された航空機の強みとして、すべての貨物室で4-29度の間で任意の温度に設定できるようにしている。