ロジスティクス日本ペイント(大阪市北区)は22日、汎用塗料販売を手掛ける全額出資子会社・日本ペイント販売(東京都品川区)の関東流通センター(埼玉県白岡市)隣接地に、塗料調色機能、在庫機能を集約するため、新たに調色工場と物流倉庫を建設すると発表した。
調色工場・物流倉庫の新設により、受注から納品に要する日数を短縮して顧客利便性を向上させるとともに、関連するコストの削減を図り、関東地区一円の汎用塗料市場で競争力強化を目指す。
昨年秋に埼玉県白岡市にある関東流通センター(1万3000平方メートル)の隣接地1万1000平方メートルを取得しており、2014年2月からの稼動を目指す。
現在、同社グループの国内建築外装用塗料売上高のうち、4割は塗装会社や建物のオーナーで特定の色が指定されており、こうした色の指定に対しては、迅速な調色と短納期での納品が求められている。
こうした市場ニーズに対し、関東地区に点在する調色工場、物流倉庫を新拠点へ集約するほか、受発注・配送機能の集約も併せて進めることで、コスト構造の改善、納期の短縮に取り組む。
■新設調色工場・物流倉庫の概要
施設名:日本ペイント販売関東流通センター
所在地:埼玉県白岡市篠津字立野887-6
敷地面積:2万4000平方メートル(新設部分は1万1000平方メートル)
総工費:8億円
着工日:2013年8月
竣工:2014年2月