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ティーエルロジコム、京成新型スカイライナー車両を輸送

2010年6月3日 (木)

ロジスティクス鉄道車両を輸送するトレーラーSBSグループのティーエルロジコムは2日、京成電鉄が7月に開業する「成田スカイアクセス」向け新型スカイライナーの車両輸送業務が完了したとして、この業務の様子を公表した。

 

同業務はティーエルロジコムが昨年受託したもので、5月20日に輸送が完了した。同社は東京急行電鉄の物流子会社として、これまでも鉄道車両輸送を手掛け、新幹線や通勤電車など鉄道各社の輸送に携わってきた。輸送は各種規制をクリアした特殊なトレーラーを用いる。

 

今回の輸送受託は、7月17日に成田スカイアクセスが開業するのにあわせて新型スカイライナーを投入することに伴うもので、車両製造元である日本車輌製造から受託。輸送規模は4編成(1編成8両)、合わせて32両で、昨年5月に量産先行車を1編成、今年の2月から残り3編成の輸送を行った。

 

最寄の貨物駅に甲種鉄道車両輸送で到着した新型スカイライナーを特殊トレーラーに積み替え、深夜に一般道を使い京成電鉄様の車両基地まで輸送。ルートやスケジュールなどを打ち合わせ、指揮・誘導、ドライバーなどの輸送要員に警備会社を加えた十数名からなるチームで臨んだ。

 

同社は「積み替え作業にはミリ単位の精度が求められる。重量約20トン、長さ約20メートルの巨大な重量物で、加えて精密な電子部品の集合体であり、この繊細で大きな貨物を一般道で輸送するには、周到な準備作業と高度な輸送技術、それを支えるチームワークが求められる」としている。