ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三越伊勢丹とオイシックスが食品宅配で連携

2013年5月16日 (木)

フード三越伊勢丹ホールディングスとオイシックス(東京都品川区)はこのほど、食品宅配事業で連携することに合意した、と発表した。

三越伊勢丹HDの子会社・三越伊勢丹通信販売が運営する会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」を、グループ内で食品事業を手掛ける三越伊勢丹フードサービスに事業移管した上で、10月をメドに相互に商品供給を行う。

オイシックスは、物流、システム、商品など食品宅配で収益を出せる仕組みを武器に成長スピードの加速を目指しており、宅配事業で提携することで、三越伊勢丹フードサービスは、オイシックスの宅配システムや物流センターの活用、オイシックス独自の開発商品などの導入を通じ、三越伊勢丹エムアイデリの事業拡大を目指す。

オイシックスは物流センターの受託による売上、利益確保や、商品の共通化による流通総額の拡大により、成長スピードの加速につなげる。

今後、両社でプロジェクトチームを立ち上げ、宅配事業以外の提携の可能性についても検討していく。

オイシックスでは、2012年度にデジタルピッキングシステムを導入した新しい物流センター「Oisixステーション」(2000坪)へ物流拠点を移転しており、3温度帯対応の倉庫で1出荷あたり15品目のピッキングに対応した運営を自社で行っている。

こうした機能を生かし、2011年1月からサービスを開始したリクルートとオイシックスによる合弁会社の食品通販モール「ごちまる」の商品配送を請け負っている。