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鴻池運輸、厚木にアパレル専用拠点を開設

2013年5月20日 (月)
新センターの外観

新センターの外観

アパレル鴻池運輸は17日、ファッション&アパレル物流サービスの重要拠点として、厚木流通センター(神奈川県厚木市)内にアパレル物流に特化した専用のファッション・アパレルロジスティックセンターを完成させた。

新センターの完成で、厚木流通センター全体の延床面積は4万7000平方メートルと現在の1.6倍に拡大し、同社グループで最大規模の流通拠点となる。

新センターは、ファッション・アパレル関連の顧客のニーズに特化した専用センターとして設計。フロアーレイアウトの自由度を高め、商品のシーズン切り替え時や新製品リリースの際の増加に対し、柔軟に対応することができる。

センター内に商品撮影ができる撮影スタジオの設置とeコマース運営会社と連携することで、スタジオで商品撮影、採寸、ホームページ掲載など、eコマースに必要な作業をセンター内でまとめて実施できるようにした。

また、パートナー企業との連携で、縫製検品、X線検針、値札付け、ブランドタグ付け、付属品付け、ハンガー付け、ミシン掛け、商品補修など、ファッション・アパレル製品に不可欠な作業に幅広く対応。

ファッション・アパレル製品の海外からの材料や製品の輸送から、通関、国内での製品保管、流通加工、店舗配送まで一貫してサポートすることで、海外工場から国内店舗まで最短日数で商品を配達する。

例えば、これまでバングラデシュから店舗までは1.5か月かかっていたが、新センターの稼働により、19日に短縮する。

施設は、コンテナ同時着床8台、垂直搬送機4台、徹底したバーコード管理、物流管理システムKWMSによる在庫管理を完備した、365日24時間対応の最新鋭センターとして運用。

環境対策として照明設備に光の反射率が高いランプシェード「エコフューチャー」を採用したほか、自家発電機能設置による停電時対応や、自家給油設備を備えるなど、自然災害発生時のBCP対策にも万全を期した。

■新センターの概要
所在地:神奈川県厚木市戸田2500-1
敷地面積:7000平方メートル
延床面積:1万7600平方メートル(鉄骨5階立て)