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日立、ベトナム初の都市鉄道設備を受注

2013年6月11日 (火)

産業・一般日立製作所は11日、ベトナム初の都市鉄道となるホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン-スオイティエン間1号線)に向け、設備一式を総額370億円で受注したと発表した。同日、ホーチミン市人民委員会鉄道局と受注契約を締結した。

ベトナムでは、経済発展に伴う道路交通量の急激な増大が深刻な問題となっており、ホーチミン市では複数路線の都市鉄道建設を計画。今回の事業が計画の第1弾となる。

日立が受注した1号線は、2018年初めに開業する新たな都市鉄道で、ホーチミン市中心部から北部地方行きバスターミナルがある市北東部の玄関口を結ぶ総延長19.7キロ(高架区間、地下区間)の路線建設計画となっている。

日立は、車両17編成(51両)や信号システム、列車無線などの通信システム、受変電設備のほか、ホームドア、券売機・改札機、車庫設備を含む設備一式を納入するほか、開業後の保守についても、5年間担当する別の契約を締結する。

同事業は日本の技術活用条件(STEP)付き円借款が国際協力機構(JICA)から供与される。