トランスコスモス、中国のEC物流大手と提携

ロジスティクストランスコスモスは12日、中国の大手ECフルフィルメント・物流企業「上海合駅物流」（ファインEX、上海市）の第三者割当増資を引き受け、ファインEXの資本持分20％を取得し、持分法適用会社化すると発表した。

今回の資本・業務提携により、中国向けECのフルフィルメントと配送代行業務をグループで担うことが可能になり、中国ECワンストップサービスの提供範囲を拡大した。この提携にあわせ、トランスコスモスから役員を1人派遣する。

ファインEXは上海、広州、杭州、北京に総稼動面積4.4万m²のデリバリーセンターを持ち、顧客企業のEC商品入庫から検品、在庫管理、ピッキング、包装・梱包、シール貼り、受発注処理、出庫、出荷、配送手配、返品処理まで、ECフルフィルメントの一連の業務を行っている。

自社開発した受発注・物流一体管理システムは、タオバオ・Tmall（天猫、タオバオグループのB2Cショッピングモール）のほか、JD.com（京東商城）、一号店、QQ商城など中国の主要ECプラットフォームに接続、中国本土のEC利用者居住地域をほぼカバーする2866以上の市・県・鎮に、EC商品を配送するサービスも提供している。1日平均4万件、繁忙期には1日15万件のオーダーに対応している。