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イトーヨーカ堂、茅ヶ崎市に循環型農業会社設立

2013年7月17日 (水)

フードイトーヨーカ堂(東京都千代田区)は17日、農業事業会社「セブンファーム湘南」を神奈川県茅ヶ崎市に設立し、神奈川県で2か所目の環境循環型農業を開始する、と発表した。

セブンファーム湘南は、イトーヨーカ堂の農業中核会社「セブンファーム」が95%、茅ヶ崎市の農業生産者らが5%を共同出資して19日に設立する。生産者の所有農場のうち、2ヘクタールの耕作地で小松菜やほうれん草、かぶなどの野菜を中心に栽培し、収穫した農産物のほぼ全量を神奈川県のイトーヨーカドー店舗などに出荷して販売する。

イトーヨーカ堂が2008年から取り組んでいる環境循環型農業は、店舗から排出される食品残さ(生ごみ)を堆肥の資源として再利用し、同社が運営する専用農場に導入、そこで栽培・収穫された農産物を食品残さが排出された店舗などで販売するもの。

神奈川県茅ヶ崎市での法人設立は全国9か所目の展開となり、今年度中に全国10か所の拠点を設立する計画。これにより、専用農場の合計面積は60ヘクタール規模まで拡大する。