ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日野自動車、佐川・ヤマトなどと共同で新ハイブリッドシステム実証

2010年11月30日 (火)

話題新ハイブリッドシステムのカットモデル(日野自動車発表)日野自動車は29日、小型トラックの燃費性能を大幅に向上させ、CO2の排出量を低減する新しいハイブリッドシステムの開発について、実際の運行で燃費を確認し、改善に向けたデータ収集を行うため、実証モニター運行を開始すると発表した。実証モニター運行には、伊藤園、佐川急便、西濃運輸、綜合警備保障、ヤマト運輸、郵便事業の6社が協力する。

 

日野が開発した新ハイブリッドシステムは、顧客の代表的な走行条件である都市内走行を想定した社内試験で、ベースとなるディーゼル車に対し約50%の燃費向上という結果が得られている。

 

同社が大幅な燃費向上を達成するため、改良を実施したハイブリッドシステムでは、エンジンとモーターの間にクラッチを設けることで、モーターのみでの走行を可能にし、制動エネルギーを回生する効率も大幅に向上させたほか、ハイブリッドシステムの制御を改良し、大幅な効率向上を図り、主要コンポーネントを軽量・コンパクト化して新規に開発して性能を向上させた。

 

さらに、熱効率を向上させた専用エンジン、伝達効率を向上させた専用トランスミッションを新開発し、ハイブリッドシステムの改良とあわせて大幅な燃費向上を実現している。