センコー、青島にアパレル物流センター開設

アパレルセンコーは30日、蝶理、青島雪達集団有限公司と共同で6月に設立した合弁会社「青島雪興国際物流有限公司」が、24日に青島即墨市でアパレル物流センターを開設したと発表した。12月20日から稼働を開始する。

センコーは8月に青島地区で日系量販店向け物流センターを開設しており、今回のアパレル物流センターは、青島地区で2か所目の物流センターとなる。

雪興国際物流は、大連に続き中国から日本や欧米に向けた、アパレル一貫物流サービス体制の強化を目指すセンコーと、青島地区での商流拡大、調達した製品の検品から出荷にかかる物流の効率化を目指す蝶理、物流検品機能の強化を目指す雪達集団の3社が出資した会社。

センコーと蝶理との合弁会社としては、大連の大連保税区貝思特国際貿易物流有限公司、大連三興物流有限公司に続いて3社目。雪興国際物流が開設したアパレル物流センターでは、雪達集団、青島地区で製造される日本や欧米向けアパレル製品の一貫物流を行う。

具体的には、既に大連で実施している、アパレル製品の日中一貫物流ビジネスモデルを導入し、検品・検針、保管、店別仕分けから、日本など各国への輸送まで一貫して行う。また、同社は国際貨運代理資格を取得し、中国国内配送、通関業務、NVOCC業務を行う。

今後、雪興国際物流は、1万5000平方メートルの敷地を活かし、第2期センターの建設も計画しており、青島地区でのアパレル物流サービスの拡大を図る。

■施設概要
所在地：中国山東省青島即墨市
敷地面積：1万5000平方メートル（4537坪）
建物構造：鉄筋コンクリート平屋建て
延床面積：6660平方メートル（2000坪）
竣工：11月24日
営業開始：12月20日