ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱重工、タイで発電所建設プロジェクトを受注

2013年8月20日 (火)

荷主三菱重工業は20日、タイの独立系発電事業者(IPP)「カノム・エレクトリシティ・ジェネレーティング・カンパニー」(KEGCO)から、出力97万7000kW(48万8500kW×2系列)のカノム・ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所建設プロジェクトをフルターンキー契約で受注し、長期メンテナンス契約(LTSA)も締結した、と発表した。2系列とも2016年6月に運転を開始する。

カノムGTCC発電所は、KEGCOがタイの電源開発計画に基づき、首都バンコクから南へ700キロメートル、同国南部のナコーンシータマラート県カノム郡に建設するもので、運転開始後は、長期売電契約に基づきタイ国営電力会社に電力を供給する。

今回のGTCC発電設備はガス焚き、軽油焚きに対応するデュアル燃料仕様で、M701F5形ガスタービン2基、蒸気タービン2基、発電機2基などで構成。このうち、同社はガスタービン、蒸気タービンなどを製作・供給し、発電機は三菱電機が手掛ける。

また、土建・据付工事は現地の建設会社シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション社が担当する。取扱商社は三菱商事。

また、運転開始後は、長期メンテナンス契約に基づいてGTCC発電設備の保守・管理を支援する。