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キヤノン、延期のトナー生産拠点、来年6月着工へ

2010年12月2日 (木)

拠点・施設キヤノンは2日、トナーカートリッジ用部品、トナーの生産会社「日田キヤノンマテリアル」の生産工場について、2012年5月の操業開始を目指し、来年6月に着工すると発表した。

 

日田キヤノンマテリアルは当初、08年12月着工、09年9月に操業を開始し、最新の自動化ラインを利用してトナーカートリッジ用高機能部品を製造して、国内外のトナーカートリッジの生産拠点に供給することを計画していた。しかし、世界的な不況の影響でトナーカートリッジの需要が急減速し、生産計画の見直しを余儀なくされたため、着工を延期していた。

 

キヤノンでは「レーザープリンターの市場が回復に向かい、それに伴うトナーカートリッジの需要も今後の着実な成長が見込まれる」と判断し、中長期的な視野で生産配分を検討した結果、当初計画とは建物などで変更を行い、日田キヤノンマテリアルの着工を開始することにしたもの。

 

日田キヤノンマテリアルは、12年5月からトナーカートリッジ用の高機能部品の重要生産拠点として操業を開始する。

 

■日田キヤノンマテリアルの概要
所在地:大分県日田市大字西有田1800-1
事業内容:トナーカートリッジ用部品、トナーの製造
従業員数:約350人(2015年時点)
出資比率:キヤノン化成100%
設立年月:2008年6月
敷地面積:約36万6000平方メートル
延床面積:約3万4500平方メートル(2012年5月竣工時)
投資額:約300億円(2015年時点)
建築着工:2011年6月
操業開始:2012年5月