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キユーピーと全農、加工野菜の合弁会社を設立

2013年8月28日 (水)

フードキユーピーと全国農業協同組合連合会(全農)は28日、業務用野菜加工品の製造・販売を行う新会社「グリーンメッセージ」を合弁で設立することに合意した。キユーピーが51%、全農が49%を出資し、12月3日に設立する。

グリーンメッセージは、キユーピーの生産技術力と品質力、全農の野菜調達力を活かす狙いで設立する合弁会社で、全農が所有する神奈川県大和市の土地に新工場を建設し、主に業務用向けの野菜加工品の製造・販売を開始する。

新工場の投資金額は20億円で、14年10月から稼働を開始。25年までに国内でさらに2か所の生産拠点を設け、100億円の売上高を目指す。

日本の食品市場は、加速する高齢化、女性の社会進出、単身世帯の増加、個食化の進行などの要因を背景に、内食から中食・外食へのシフトが進んでおり、国内の野菜生産が縮小傾向にある中、加工・業務用向けの野菜、特にカット野菜の割合は増加している。

■新工場の概要
建設予定地:神奈川県大和市
敷地面積:3500坪
延床面積:1500坪
生産能力:年間8000トン(製品ベース)
販売計画:2015年18億円、2022年35億円
操業開始:2014年10月
生産品目:主に業務用向けの野菜加工品