荘内銀、中小向け貿易保険で初の取次案件

フード荘内銀行（山形県鶴岡市）は5日、日本貿易保険（NEXI、東京都千代田区）と和歌山産業（山形県東根市）が締結した中小企業輸出代金保険を取り次いだと発表した。NEXIと提携している東北の地銀が取り次いだ最初の案件となる。

同行が取り次いだ貿易保険は、野菜や果実の缶詰などを製造している和歌山産業向けに、台湾を仕向国とするもので、船積後の代金回収不能リスクをカバーする。付保率は非常危険95％、信用危険95％。

貿易保険は、為替制限や自然災害などのカントリーリスク（非常危険）や契約相手企業の倒産などの信用リスクといった通常の海上保険では対象とならないリスクをカバーするもので、今回の中小企業輸出代金保険は、中小・中堅企業の海外展開支援を目的に活用しやすくした保険商品。