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味の素冷凍食品、深センの生産を香港へ移管

2013年9月6日 (金)

フード味の素冷凍食品(東京都中央区)は6日、味の素グループの深セン・アモイ・フーズ社で行っている冷凍食品の生産を、アモイ・フード社香港工場に移管し、9月から生産を開始すると発表した。

移管は生産ラインの機械化により、これまでの製品品質を維持したまま生産性の向上を図る。また、開発(アモイ・フード社)、生産(深セン・アモイ・フーズ社)、販売(アモイ・フード社)と分散されていた機能をアモイ・フード社へ一元化し、生販一体運営を行うことにより、競争力の強化を図り、海外事業の拡大につなげる。

味の素冷凍食品は、2006年のアモイ・フード・グループの買収後、冷凍食品の生産を深セン・アモイ・フーズ社で行ってきたが、土地・建物リース契約の満期を迎えるため、冷凍食品を販売しているアモイ・フード社の香港工場に生産を移管するもの。

これにより、中国人民元から香港ドルなどへの為替変動リスクを軽減し、生販一体による運営で開発、供給スピードの向上を見込む。

アモイ・フード社で生産した製品は、北米、豪州へも輸出する。味の素グループでは、冷凍食品事業の海外売上比率を早期に20%へ引上げる方針を打ち出している。