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大和ハウス、兵庫県三田市で産業団地開発、物流拠点などに対応

2010年12月7日 (火)

話題北摂三田第二テクノパークの鳥瞰図(出典:大和ハウス工業)大和ハウス工業は7日、兵庫県から「北摂三田第二テクノパーク」の土地区画整理事業の認可を6日付で取得し、2011年1月から開発に着手すると発表した。独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が「北摂三田第二テクノパーク」として開発を計画していた土地事業を継承するため、09年9月17日に同機構と土地譲渡仮契約を締結し、6日に県から土地区画整理事業の認可を取得したことで、産業団地を開発することになった。事業規模は約300億円。

 

兵庫県の年間工場立地件数(09年)は、全国1位の54件となっており、今回開発に着手する北摂三田第二テクノパークと、隣接する「北摂三田テクノパーク」を合わせた総事業面積は約233ヘクタールとなり、県内では2番目の規模。

 

北摂三田第二テクノパークは、製造施設、物流施設、研究所など事業展開に沿った大型施設をはじめとする拠点の統廃合、エリア拠点の新設などが可能な産業団地で、総事業面積は約97ヘクタール(約29万坪)、売却予定面積は第一期で約23.2ヘクタール(約7万坪)、第二期で約23.8ヘクタール(約7.2万坪)となる見込み。

 

大阪市内から約50キロメートル、神戸市内まで約40キロメートルの距離にあり、大阪・神戸などの経済圏・通勤圏となっている。舞鶴若狭自動車道の「三田西インターチェンジ」から600メートルと、神戸、大阪、北近畿、中国・四国へアクセスしやすい場所に位置している。北は舞鶴港、南は阪神港に、それぞれ舞鶴若狭自動車道、阪神高速で通じており、東は大阪・京都、西は中国・四国に、中国自動車道・山陽自動車道で通じているなど利便性がよく、産業団地を開発する場所として優れた立地特性がある。

 

大和ハウス工業は、11年1月にUR都市機構と土地譲渡契約を締結後、造成工事に着手するとともに、建築条件付きの事業用地の販売を開始する。県、三田市、UR都市機構などと連携しながら企業誘致を行い、産業団地に進出する企業の住宅・寮・社宅など福利厚生施設の提案も行う。

 

■産業団地の概要
名称:「北摂三田第二テクノパーク」
設置場所:兵庫県三田市上内神、下相野他
事業規模:約300億円(土地と建物)
総事業面積:約97ヘクタール(約29万坪)
売却予定面積:約47ヘクタール(約14.2万坪)

 

■事業スケジュール
2010年12月6日:兵庫県から土地区画整理事業の認可取得
2011年1月:土地譲渡契約締結、第一期造成工事開始、第一期販売開始
2013年3月:第一期造成工事完了
2013年4月:第二期造成工事開始
2015年3月:第二期造成工事完了