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川崎重工、29.8万重量トン型鉱石専用運搬船を引き渡し

2010年12月8日 (水)

ロジスティクス川崎重工の最新鋭大型鉱石専用運搬船川崎重工業は8日、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程有限公司(NACKS)で、KAW1630シッピングS.A.社向け29万8000重量トン型鉱石専用運搬船「バオガンスピリット」を引き渡した。バオガンスピリットはNACKSで建造された29万8000重量トン型鉱石専用運搬船の第9番船となる。

 

同船は、川崎重工が新規開発した最新鋭大型鉱石専用運搬船で、ブラジル-中国間を結んで鉄鉱石を輸送する。6倉の貨物倉を備え、各倉に大きな一枚物のハッチカバーを装備。第2、第4倉のハッチカバーは左右どちらにでも開く。燃料油タンクを二重船殻構造とすることで、海洋汚染防止対策を施し、省エネルギー対策としてフィン付きラダーバルブ(RBS-F)を採用。低硫黄含有燃料タンクをも備え、SOx排出規制海域でのSOx汚染を効果的に抑制することができる。
■主要目
全長:約327.00メートル
長さ(垂線間長):321.50メートル
幅(型):55.00メートル
深さ(型):29.00メートル
満載喫水(型):21.40メートル
総トン数:15万2311トン
載貨重量:29万7902トン
貨物倉容積:18万4102立方メートル
主機関:CSSC-三井-MANB&W、6S80MC-CMK-7型ディーゼル機関1基
連続最大出力:22360kW×73回転/分
航海速力:約17.0ノット
定員:30人
船級:日本海事協会
船籍:パナマ