センコー、アパレル向け大規模物流拠点を開設

東京納品代行が開設した新拠点

アパレルセンコーは2日、同社グループでアパレル物流を手掛ける東京納品代行が、アパレル向け大型物流拠点「東京ベイ・ファッションアリーナ」を開設したと発表した。

東京ベイ・ファッションアリーナは地上4階建て、延床面積5万7000m2と、東京納品代行が保有する拠点の中では最大規模の物流センターとなる。

これにより、東京納品代行が首都圏で展開する物流センターは12万m2から17万m2に増強された。同社はアパレル業界の顧客ニーズに対応したワンストップサービスを提供するため、商品の撮影スタジオやQCスペースを設けた。

撮影スタジオはECビジネスを展開する顧客に適したサービスで、入荷した商品をカタログ用に撮影するほか、サイズの採寸、商品紹介の原稿作成、顧客の通信販売WEBサイトへの掲載代行などを行う。

QCスペースは、輸入商品などのQC（アパレル品質検査）サービスを行うスペースで、入荷した商品の検品・検針、洗濯タグの付け替え、不良品修理、プレス加工などを行う。

高級ブランドを取り扱うため、入口にID認証ゲートを設置するほか、監視カメラ、電子錠など、セキュリティシステムを充実させた。このほか、災害対策として耐震構造を取り入れ、液状化対策も実施、災害に強い物流センターとした。

■東京ベイ・ファッションアリーナの概要
所在地：千葉県市川市塩浜2-14-1
敷地面積：2万8475m²（8614坪）
建物構造：鉄骨造地上4階建て
延床面積：5万6945m²（1万7226坪）
設備：撮影スタジオ、QCスペース、プレススペース、垂直搬送機12基、貨物用エレベーター10基、接車バース56台（1・3階各28台）、3階接車バース用スロープ、セキュリティゲート、監視カメラ