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オムロン、中国で液晶用バックライトの新生産拠点

2010年6月9日 (水)

拠点・施設オムロンは9日、子会社のオムロンプレシジョンテクノロジー(OPT)が中国湖南省衡陽市に液晶用バックライトの生産拠点「欧姆龍精密電子(衡陽)有限公司」を新設し、8月から生産を開始すると発表した。

 

OPTは、モバイル機器向け中小型液晶用バックライトの需要増に対応するため、既存の華南、華東地区の生産拠点に加え、中国内陸部に新生産拠点を開設することで、生産能力の拡大を図る。初期投資額は約2.6億円で、「今後も更なる増強を計画している」という。

 

延床面積は2万5000平方メートル、当初はバックライトの組立を中心にスタートし、順次、導光板などの成形、実装、シート部品の内製化を行う。従業員は今年度中に2000人程度、12年度には4000人規模に増やす。

 

OPTでは新生産拠点の設立に合わせ、既存の生産拠点の設備増強も図る方針で、華南地区にある欧姆龍精密電子(東莞)有限公司、華東地区の欧姆龍精密電子(蘇州)有限公司に約8億円を投資する。

 

これらにより、OPTは今年度末に月産3700万個、12年度末に月産5500万個の生産体制を構築する。