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堀場製作所と日本ユニシス、運行管理で協業

2013年10月17日 (木)

拠点・施設堀場製作所と日本ユニシスは17日、車両運行管理、テレマティクス分野でビッグデータを活用するためのシステム運用を、11月から共同で開始すると発表した。

日本ユニシスが提供するドライブレコーダーを活用したクラウドサービス「無事故プログラムDR®」を活用し、新しい運行管理システムを構築する。

堀場製作所は、日本ユニシスと協業して車両に搭載したデジタルタコグラフやドライブレコーダーから、無線を使ってリアルタイムに運行情報をデータセンターに収集する新運行管理システム「ホリバフリートリンケージ」の運用を11月から開始する。

このシステムは、急ブレーキ時の映像や燃費、車両の動態などを管理する既存システムの機能を生かし、危険運転時に瞬時にメール通知ができるクラウドサービスとして提供する。

また、デジタコ・ドラレコ複合型車載器「DRT-7000」とも連携し、市場の拡大が期待される小型トラックや営業車両を中心に、事業強化を図る。

堀場製作所と日本ユニシスは、今後ビッグデータを活用することで、蓄積される運行データを解析して低燃費ルート・安全ルート・最早ルートの案内を提供するなど、効率的な物流システムや安全運転につながるシミュレーション機能の開発を目指す。

堀場製作所は、運送業や営業車両など、日常的に業務で車両を運転するプロ向けの運行管理システムの提案力の強化をしており、日本ユニシスは、踏切監視や自然災害監視などの用途に技術を応用している「無事故プログラムDR」の範囲を拡大していく。

両社は、既に提供しているサービスは今後も継続提供し、マーケット拡大に向けた相互協力を行う。また、クラウドに大量に蓄積されるビッグデータを活用した新サービスを検討し、社会基盤事業への進出を図るほか、映像解析など最新の技術を利用して危険因子の可視化や防犯などに活用できるサービスを共同で開発していく。