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米ウォルマート、大規模物流拠点2か所を新設

2013年10月18日 (金)

ロジスティクス米国ウォルマート・ストアーズは2014年第1四半期をメドに、ペンシルバニア州に大規模な「オンライン物流センター」を開設する。9月にはテキサス州で同様の拠点を開設しており、これらの2拠点は、同社が全米で構築を目指す「次世代フルフィルメントネットワーク」の一翼を担う拠点として運用する。

同社は店舗がオンラインで発注した商品を出荷するために、130以上の物流拠点を配置しており、この施設網を整備することで、顧客はオンライン、モバイル、店舗間の境い目を意識することなく買い物できるようにする。

オンライン専用の物流拠点と4100店舗をそれぞれ5マイル以内に設置して米国人口の3分の2をカバーしており、同社のジョエル・アンダーソン社長は「顧客に近い最も重要な位置に店舗と物流拠点を配置することで大幅な優位性を獲得している」と説明している。

今回、整備した2拠点のうち、テキサス州フォートワースの新センターの面積は80万ft²(7万2000m²)で、9月下旬から出荷を開始。3PL企業のOHLがオペレーション業務を担っている。

ペンシルバニア州ベツレヘムで建設中のセンターは、100万ft²を超える規模とする計画で、全オペレーションをウォルマートが自社で運営する。