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安川電機、小物製品向け高速搬送ロボットを発売

2013年10月29日 (火)
新製品の画像

MOTOMAN-MPP3S

荷主安川電機は29日、食品・薬品・化粧品などの小物製品や中間製品の搬送・整列・箱詰用途を中心に、パラレルリンク機構を採用したロボット「MOTOMAN-MPP3」を小型化・高機能化した新製品「MOTOMAN-MPP3S」を11月21日に発売すると発表した。

ロボットを小型化して高密度に配置できるようにしたほか、ピッキング用の新アプリケーションソフトで無駄のない制御動作を可能にし、高速搬送を実現した。ピッキング用アプリケーションソフト「MOTOPICK」は12月20日に販売を開始する。

既に販売しているMOTOMAN-MPP3に加え、設備の省スペース化に対する市場のニーズに対応するために新製品を投入するもので、食品・薬品・化粧品など小物製品搬送分野への販路拡大を図る。

搬送能力は、1キログラムの製品を1分間に230回、3キログラムの場合は150回搬送動作する。このほか、取りこぼし防止機能、品種混在対応機能、コンベヤ速度制御機能などの顧客のニーズに対応する新しい機能を追加し、多様なライン構成に対応する汎用性を高めた。

また、ピッキング用新アプリケーションソフトにより、これまでパソコンで行っていた処理をロボットコントローラ内で行うことが可能になり、システム稼動中にPCと接続することが不要となる。この機能はオープン化される予定のため、将来的に顧客による機能追加が行えるようになる。

価格はオープン価格で、パラレルリンクロボット全体で年間400台の販売を見込む。