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藤波タオルサービス、最新設備の本社工場稼働

2013年12月12日 (木)

メディカル藤波タオルサービス(東京都国立市)は12日、最新設備を導入した新工場を建設し、9日から稼働を開始すると発表した。

昨年2月に発表した「抗ウイルス特許技術VBおしぼり」の導入により、医療や介護などの分野から問い合わせが増え、これに合わせて同社のラインナップも増加。おしぼりの生産・出荷量が増え、ここ数年は110%の生産稼働率となり、商品手配や人の手配、配達、生産時間などで問題が生じていた。

新工場は4年前に検討を開始し、建設場所や資金などが固まったことから5月に着工。5億円を投資して建設した。新工場は地上5階建て、延床面積1197平方メートルで、10月に特許を取得した抗ウイルス技術「VB」を使い、生産するおしぼりすべてにVB加工を施して衛生意識が高い顧客へのニーズに対応する。

色別、種類別に分けて洗浄工程を行うが、光熱費はいままでの3分の1に抑える設備を導入、環境への配
慮も行った。

本社工場が稼働することで、最大1日45万本のおしぼりを生産できるようになり、200%の増産にも対応できる体制が整う。工場の増設に伴い、包装要員として健常者25人、NPO法人東京自立支援センター「ともにー」から障がい者10人を雇用。拡大する医療・介護福祉市場へ向けて、レンタル用の布おしぼりだけでなく、使い捨て(ディスポーザブルタイプ)のおしぼりの製造する計画に対応するため、工場4階に紙おしぼり用のラインを新設し、来春から販売を開始する。