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日医工、アステラスの富士工場取得で最終合意

2013年12月16日 (月)

メディカル日医工は13日、アステラス製薬グループの富士工場の事業を取得することで、最終合意に達したと発表した。

アステラスグループの国内生産子会社「アステラスファーマテック」(東京都中央区)の富士工場(静岡県富士市)の事業を、2014年4月1日付で引き継ぐもので、13日に最終的な合意書を締結した。

日医工は、富士工場を取得することで、(1)生産能力アップによる安定供給の確保(2)大規模な生産設備を持つ工場の特徴を活かした製品のスケールアップと内製化、生産効率の向上によるコストダウン
(3)生産拠点の分散化によるリスクマネジメント強化——などの効果を見込む。

日医工は今後、アステラスファーマテックの完全子会社を設立し、14年4月1日付で吸収分割により富士工場の事業を新会社に承継させた上で、アステラスファーマテックが保有する新会社の全株式を日医工が譲り受ける。

富士工場の従業員は新会社に移籍し、現在製造しているアステラス製品を今後も受託製造するとともに、シナジー効果を活かした生産体制の確立を図る。

■アステラスファーマテック富士工場の概要
所在地:静岡県富士市中河原88
敷地面積:9万6506m²
建築面積:5万7789m²
従業員数:370人(2013年3月末時点)
生産剤型:錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、注射剤
生産実績:錠剤20億錠、注射剤500万本(2013年3月期)