ブルボン、グリーン物流優良事業者賞を受賞

認証・表彰ブルボンは16日、「第12回グリーン物流パートナーシップ会議」で日本貨物鉄道（JR貨物）、巻運送、酒田海陸運送とともに、「グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」の経済産業省大臣官房商務流通保安審議官表彰を受賞したと発表した。

同社が主体となって進めてきたモーダルシフトが、物流分野で「地球温暖化対策に、特に顕著な功績のあった取り組み」として認められたもの。

ブルボンを中心とした4社は、「ブルボン幹線輸送モーダルシフト協議会」を組織し、新潟県から中長距離区間の中国地区との間で、安定したモーダルシフトを行うための計画の策定。

この計画は2012年度に国土交通省の補助対象事業へ採択され、検証、改善、対策を実施。岡山地区の物流センターへのモーダルシフトを実現し、年間550トンの二酸化炭素排出量を削減するに至った。

ブルボンの鉄道コンテナによる輸送への取り組みは、当時の国鉄がコンテナ使用を開始した年と同じ1931（昭和6）年からと古く、当時、日本海側になかったコンテナの指定駅を柏崎駅に上申するなどして、その利用の拡大を図った。

06年からは鉄道を利用した貨物輸送に取り組んでいる企業として「エコレールマーク認定企業」に認定されたほか、同社商品「イオン水」「天然名水出羽三山の水」が「エコレールマーク認定商品」となるなど、環境保全につながる稼働を積極的に展開。

2月には、主力商品の「プチシリーズ」もエコレールマーク認定商品となり、同シリーズ24種類の商品パッケージにエコレールマークを表示し、テレビCMでキャラクターの「プチクマ」が車掌になって貨物列車でプチを届ける印象的なコマーシャルを制作、放映してきた。