ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

SBSグループ、インドなど新興国への展開方針を表明

2011年1月5日 (水)

話題SBSグループの鎌田代表SBSグループは4日、東京都墨田区の東武ホテルレバント東京で新年会を開催、グループ各社から参加した600人の社員を前に、鎌田正彦代表が所感表明を行った。鎌田代表はこの中で、中国を皮切りにASEANやインドなどの新興国への展開を図ると表明し、必要に応じて提携や買収を進めていく考えを示した。

 

鎌田氏による年頭所感は次の通り。

 

「昨年、ある荷主からの大幅な値下げ要求に、物量波動を2時間や4時間という短時間のパート化によって乗り切った事例があった。いかにローコストオペレーションの知恵を出し、実現していくかが、サバイバル競争に勝ち残る方法だ。

 

現在、SBSグループは中期経営計画の策定を急いでいる。重点目標は、(1)事業戦略として、全方位の物流機能を有する3PL集団を目指す(2)投資戦略として、財務の健全化に向けノンアセット経営に努め、資金はM&Aに投入する(3)海外戦略として、中国を皮切りにASEANやインドなど新興国への展開を図る(4)経営体質改善として、ローコストオペレーション体制を整備し、併せて不採算事業の撲滅を図る――の4つ。

 

特に海外戦略では、アジアに大きな関心を持っている。日本はこのまま人口減少、低成長が続けば、雇用も難しい厳しい時代を迎えるかもしれない。特にアジアで稼げる企業をめざす必要がある。よい相手がいれば提携や買収を進めたい。昨年、M&Aで、ビクターロジスティクスから社名変更したVLロジネットとエイシーシステムコーポレイションが当グループに加わった。2社とも国際物流に長けており、今後の海外展開で、重要な役割を果たしていくものと期待している」(SBSホールディングス、鎌田正彦社長