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11月の鉱工業生産指数、3か月連続で上昇

2013年12月27日 (金)

メディカル経済産業省が2013年12月27日に発表した11月の鉱工業生産・出荷・在庫指数によると、11月は生産が上昇し、出荷・在庫・在庫率は低下。予測調査では12月、2014年1月ともに上昇を予測、「生産は持ち直しの動きで推移している」との見方を示した。

11月の生産は、前月比0.1%の上昇と3か月連続の上昇(前年同月比は5%の上昇)となり、指数水準は99.4(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、情報通信機械工業、化学工業(医薬品を除く)など。品目別にみると、デスクトップ型パソコン、軽乗用車、半導体製造装置の順に上昇に寄与した。

出荷は、前月比マイナス0.1%の低下と3か月ぶりの低下(前年同月比は6.5%の上昇)となり、指数水準は99(季節調整済)となった。出荷の低下に寄与した業種は、はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、電気機械工業など。

在庫は、前月比マイナス1.9%の低下と4か月連続の低下(前年同月比は-5.2%の低下)となり、指数水準は106(季節調整済)となった。在庫の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、鉄鋼業などだった。

在庫率は、前月比マイナス1.4%の低下と3か月連続の低下(前年同月比は-11.2%の低下)となり、指数水準は104.5(季節調整済)となった。

製造工業生産予測調査によると、12月は前月比2.8%の上昇、14年1月は同4.6%の上昇を予測。12月の上昇は、電気機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、情報通信機械工業などによるもので、14年1月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業などがけん引する。11月の実現率はマイナス1.7%、12月の予測修正率はマイナス1.1%となった。