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新日鉄住金、中国でブリキ製造の合弁工場稼働

2014年1月8日 (水)

拠点・施設新日鉄住金は8日、中国で武漢鋼鉄集団(湖北省武漢市)と設立したブリキ製造・販売の合弁会社「武鋼新日鉄(武漢)ブリキ」(WINスチール)が工場の建設・立上げを完了し、昨年12月31日からブリキの商業生産を開始した、と発表した。

WINスチールは新日鉄住金が国内工場で備えている最新鋭設備と同等の設備を導入しており、高品質なブリキ製造が可能。中国では生活水準の向上に伴い、食品缶、飲料缶などに使用するブリキの需要が増加、WINスチールが主にターゲットとする中西部でも今後の拡大が見込まれている。

新工場では酸洗・冷間圧延設備(CDCM)1基(生産能力80万トン/年)、1号連続焼鈍処理設備(C.A.P.L.)1基(同40万トン)、1号電気錫めっき設備(ETL)1基(20万トン)——の3設備が稼働を開始。今後は2号連続焼鈍処理設備、2号電気錫めっき設備の稼働を急ぐ。

■WINスチール社の概要
会社名:武鋼新日鉄(武漢)鍍錫板有限公司
設立:2011年10月
所在地:中国湖北省武漢市
事業内容:ブリキ、ブリキ原板の製造・販売
資本金:18.5億人民元
出資比率:新日鉄住金50%、武漢鋼鉄(集団)50%
投資額:18.5億人民元
営業運転開始:2013年12月
従業員数:560人